公共と営利

先週、営業に行ったものの担当者に会えず、休憩明けを待って、30分ほどお店の中をウロウロしてしまいました(書店営業はノーアポのことが慣習的に多い。)

(私みたいな挙動不審人物が長時間ウロウロして、お客さんにギョッとされたのではないか…)と申し訳なく思われたので、担当者さんにあとで謝ったところ「気にすることないですよ」「本屋は目的がなくてふらっと立ち寄る場所ですから」とのお答え。

感動して、他の書店員さん(お花のひと)にも言いふらしたりしたのですが、たしかに本屋さんは公共性がものすごく高い一方で、経営に苦心されているところは、ものすごく多いと思います。(きょうも担当先が一軒閉店決定……)

薄利多売ではないけれど、本屋さんを空気として必要にしている人たちが、ちょっとした買い物を定期的にしてくれれば「持つ」のだろうけれど、自分を含めて「ただ乗り」が主流だし、行政が責任を持ってくれるわけではないし。。。

なやましい
そして
むずかしい。


さて。
ないと困るけど、死ぬわけじゃないもの、があります。

わたしの場合、東北出身の田舎者らしく自然に頰が赤かったので、チークなんかは最近使い始めたのだけれども、一度使い始めると、チークなしでは化粧が完成しないように感じる。職場の机に入れているドリップコーヒーや、手帳に入れている数枚の切手など。死ぬわけじゃないけど、ないと「心許ない」。

書店さんで月に1冊、本を買うという行為も習慣にしてしまえば全体の利益にもつながるのでしょうが、なかなか難しいですよね。うーん、どうすればよいのでしょうか。

全く話が変わりますが、去年のいま頃、心取り乱すことが続いたころに、友人が「ヨガ」を勧めてくれました。「スパリチュアルみたいだけど、やると精神的に落ち着くの」。
それからユーチューブを片目に15分ほどの簡単なヨガを家で(バスタオルを敷いて)ときどき行なうようになりましたが、一度習慣になってしまうと、「あっ、きょうは寝る前にヨガやらなきゃ」と自然に思考回路と予定に組み込まれるようになり、そのたびに無心でポーズをとっています。いまはヨガ期を超えて、仕事前と休日のジョギングにハマっています。話した全員に「膝壊すよ!」と心配されている……。

膝壊したら、ヨガやります。ジュノ・ディアス『そうしてお前は、彼女にフラれる』よろしく。ジュノ様のトークショーに行ったある冬の日、ジュノ様に何か話しかけられましたが全く聞き取れず。ユーアーソー◎◎。◎◎に入る文字を答えなさい。わたしは、ちなみにカワイイだと思い込むようにしています。